電車に乗っているとリクルートスーツの方を沢山見るようになり
昔は春だなあと思ったものですが、今や夏まで就活。
大変だなあと思いつつふと昔の自分を思い出します。
何もない大学生活
大学生の四年間のうち少なくとも三年間はワンルームの家に居てテレビゲームしてエロゲしてアニメ漫画映画。
最近スーパーで踊って炎上した彼らの鮮やかな大学生活と比べると完全なモノクロでした。
どの位何もして無いか?
良く自己PRで出てくる事柄を例にとると
バイト
一応色々やりました。レストラン、カフェ、派遣、家庭教師…
どれも1ヶ月続かなかったけどな!!
カフェに至ってはまさかのクビ。
サークル
入学最初の半年は必死に頑張りました。彼女も出来ました。
以降やる気とお金が続かなくなりドロップアウト。幽霊部員へ。半年の命。
勉強
単位だけ取れればと、テスト前のみ大学へ行き知り合いに過去問をねだるグズ。
勿論GPAは底辺。ゼミ?2ヶ月に1回でした。
ボランティア
無し。そもそも募金箱持って立ってるならバイトして全額募金すれば良いのに。と思ってしまう人間だったので考えた事すらなく卒業。
以上。
と胸を張って自己PR出来ることは全くもって無し。強いて言えばゲームが上手くなった事ぐらいでしょう。
そんな僕が魑魅魍魎ひしめく就活に向かい
結果的に普通の企業(ホワイトとは言ってない)に内定をいただき今に至る訳ですが、グズでも内定を貰うためには必死でした。
そんなグズの就活の中で簡単かつ効果があった3つのことを次から紹介します。
1.もう一人の自分を作る
就活をしている方の中には自己分析などをする方も多いかと思います。
しかしながらグズは自己分析してもわりと無駄で終わることが多いです。
結局
めんどうくさがりで
やる気が無く
ただお金が欲しい
出来れば働きたくない
内向的
ネガティヴ
こうなります。
そこでオススメなのが
自分の真逆の人格を想定すること。
上述の生活を逆転すると
てきぱき動き
やる気に満ち溢れ
お金ではなくやりがい
働くことこそが幸せへの近道
外交的
アクティブ
になります。
思考を真逆にしたら簡単に会社が求める人材へと生まれ変わります。
適性検査もこのもう一人のボクに従ってやれば勿論オールクリア。
大事なのは頭で理想の性格をイメージしてその通り演じることで、
グズは性格を逆転させることでより簡単に理想の性格になることができます。
ちなみに社会人からになっても上司の前とかで使えるので便利です。
また行動規範としてオススメなのが体育会系ぶること。
体育会系は就活に強いというのはもはや周知の事実ですが、
なんで奴らが就活に強いかって、
面接におけるマナーというか好感触な立ち振る舞いをしっかりカバーしてるんですね。
きびきびとした態度
ピンとした姿勢
ハキハキとした喋り。
目を煌めかせて夢を語る表情。
そりゃあ好感触ですよ。仮に話の中身が無くとも。
これら一つ一つを面接という極度の緊張の中意識して実行するのは正直不可能に近いです。
なので体育会系っぽく振る舞う。
これだけを気をつけましょう。
そうすればもう姿勢、表情、態度全て普段より断然良くなります。
2.出来なかった(やれなかった)理由を作る
何にもしてこなかった自分ですが、周りは決してそんなことはありません。
旅に出たり、英語を勉強したり、団体を立ち上げたり。
奴らはいろんな事にチャレンジして楽しんでいます。
勿論それは面接官も知っている訳で
・他に頑張った事
・何故それをしなかったのか
これらをいやらしく聞いてきます。
例えばTOEIC。
ES欄に書く部分があるので未受験と書きます。
すーぐ聞いてきます。
何故受けなかったの?と。
勿論受けましたよ。
420点。
書ける訳もなくまず受けなかったことにして。
ここで受けなかった理由を作ります。※重要
僕の場合、入学最初半年行ったサークルをなんとか頑張ったことにして話したのですが、
このサークルが出来てそれほど間もなかったのでサークルの拡大と大学の勉強との両立に打ち込んだことにしてました。
勿論英語クソのくせに勉学か?とか
効かなかったとこもあります。
大事なのは
自分のネガティブな部分に対し、そうせざるを得なかったしっかりとした理由を作る事。
3.質より量で勝負
グズは喋るのも苦手でした。
四年間のコミュニケーションが人より圧倒的に少なかったから。
ただ就活の場というは実は特殊な場で
殆どの大学生は自分よりめちゃくちゃ大人とめちゃくちゃ厳かな場所で話すなんてことはないんですよね。
つまりそもそもの環境が違うので本来の力が発揮できないことが多々あります。
元の地力(コミュ力)に差があったとしてもその特殊な環境で慣れていればしっかり勝負が出来ます。
じゃあどうやって慣れるか。
数打つしかないです。
ゴキブリが追い詰められて飛ぶときはIQ200とか言いますが人間も同じです。追い込まれると人間もまあ強いです。
頭めちゃくちゃ回ります。
何度話しても変わらんとか思ってたんですがこれが本当に違う。
何回も面接を経るうちにどんどん喋るのが上手くなります。
相手の反応で、このフレーズは受けが良いとか分かるようになります。
そして何よりも驚いた事が自分って本当は大学生活頑張ってたと錯覚しだすこと。
多かれ少なかれ皆ある程度話を盛ると思うんですが、それがあたかも本当に自分が凄いやつで凄い事をしたかのようなそんな気がしてきます。完全に嘘になってしまうようだといけないんですけどね。
こうなると無敵。
自信を持って自己PRも出来るし、より話に信憑性が出てますます面接に強くなります。
まずはES選考が無いところ、選考が早い全く興味の無い企業を受けましょう。
そして練習しましょう。
勿論「オンシャガダイイチシボウデス」。
1つの本番は100の練習に勝ります。
もしかしたらその過程でより自分に合った企業に出会う事もあるかもしれません。
質より量。グズの鉄則。
まとめ
巷では就活指南本や金言が溢れ、色々勉強になることがあります。
ただ本当に話す事が無い、就活に向いていない人間に対しての助言めいたものというのはやはり中々ないのが実情です。
グズはグズなりにやれることがあります。
上で挙げたようなその場で変えられること、すぐ試せることならものぐさの僕たちでもギリギリ実践できるのではないでしょうか。
ああニートしたい。