浴衣ってチートだと思う。
否応なしにこちらの心を掴んでくる。
学生らしき女の子が黄色や水色のパステル浴衣を着ている。
そわそわとして電車に乗ってる姿は言うまでもなく可愛い。
すらっとした黒髪の女性。
和柄の紺色浴衣を凛として着こなしているのは間違いなく綺麗だ。
普段ボーイッシュな子が当日急に頭に花飾りをつけている。
しおらしく女性らしさが増している姿なんて絶頂すら覚える。
お団子うなじポニテボンボン片手に綿あめ。
夕暮れひぐらし金魚すくいに鼻緒でできたくつずれ。
ちょこちょこ歩きにふとはだけないか気にする胸元。
浴衣で暑くなる身体を冷まそうと扇ぐ手。
浴衣とそれに付随する全てが魅力を引き立てさらに増幅させる。
浴衣はやっぱり可愛い増幅装置なんだ。
可愛いの増加量を数式にしたい
浴衣による可愛い増幅量は良く掛け算で例えられる。
「浴衣は三割増しだよな~」とか
「1.5倍可愛く見える!!」とか。
本当にそうだろうか??
仮に三割増しだと仮定して
横軸を「個々人が思う元々の可愛さ」、縦軸を「浴衣による増幅後」としグラフを作るとこんな感じになる。
本当にこんなに単純だろうか??
これで浴衣を見たときの感動、興奮を表しているといえるだろうか?
いや、言えない。
浴衣には関係ないが僕は幼少時から思っていることが一つある。
それは
本当に可愛い子は何をやっても結局可愛いということである。
極端な話を言えば、多分鼻くそをほじっていても可愛い。
浴衣についても可愛い子の浴衣というのは勿論めちゃくちゃ可愛い。
乃木坂46の浴衣姿を見たことはあるだろうか。
もう手に負えない。あれでお祭りに一緒に行けるのであれば恐らく昇天する。
くじ屋のくじも店頭に並ぶ綿あめも全部買い占めて手渡す。
この気持ちをグラフに、計算式にぶつけたい。
そうだ、それならば
二次曲線にしよう。
これならばより浴衣の魅力を増幅させる力がわかりやすいのではなかろうか。
浴衣の増幅力を話す際にもこれからは
「浴衣は二次関数的に可愛さが増すよな!」とか
「可愛すぎてもはや指数関数だよぉ…」
なんて言ってもインテリっぽくて良いと思う。
キモヲタっぽいとかは禁句だ。
うなじ嗅ぎたいです。