世間ではほうけいのことを悪く言う輩が星の数ほどいる。
だが僕は断じてそんなことは無いと思う。
商業主義蔓延る現代社会においてそのデメリットばかりが語られる法経。
今回はその数少ないメリットについて熱く語っていきたい。
メリットその1:風船遊びに使える
普段は邪魔なほうけいだが風呂場へ行くとまさしく「おとなの」おもちゃへ変貌を遂げる。
必要なものはほうけいとシャワーのみ。遊び方もカンタン
ほうけいの先にシャワーノズルを当てて蛇口をひねるだけ。
なんということだろう。
小さい風船が一瞬にして出来上がる。
子どもが居たら大ウケ間違いナシ。水鉄砲なんかやってる場合じゃない。
※当て方を間違えると破裂するので注意が必要だ
メリットその2:世の外敵から大事な部分を守る
皮がそもそも何のためにあるのか?それは外界からの様々な攻撃を防ぐためにある。
それはほうひとて例外ではない。
全裸でソバを茹でていたある日のこと
ソバをゆでた後のお湯を捨てるため鍋を持ってシンクに向かう僕。
もうすぐ美味しいソバが食べられる、その一瞬の油断と共に激痛はやってきた。
先程までガンガン火に当てられていたその鍋が、僕のぼくに見事に当たっていた。
突起物は邪魔、誰にでも分かる事だった。
激痛と共にパニックになった僕は鍋を置きそのまま風呂へ直行。
すぐさま冷水シャワーをぶち当てた。勿論風船をするためなんかじゃあない。
しっかり僕の頭も茎も冷めた後、そこには皮の皮がめくれた痛々しい姿のぼくがいた。
しかしながら中身には一切支障なく事なきを得る。
もしほうひさんが居なかったらどうなっていただろうか。考えるだけでも恐ろしい。
メリットその3:暴発に強い
一人遊びが大好きな僕たちはその過程の中で度々過ちを犯す。
はしゃぎすぎた輩は痛い目を見る。それと同じことだ。社会の縮図を垣間見ることが出来る。
一般人が暴発をしたとき、どんな惨状が生まれるのか、それは想像に難くない。
ティッシュが間に合わず広がる銀世界。包み込んでいく芳香。青雲。
ところがほうけいならどうだろうか
もう間に合わない!その時。
君は最高のシェルターを持っていることに気付くだろう。
繰り返すこれは訓練ではない。
一時的に溜めこまれたそれをゴミ箱という最終処分場に持っていくのは
ミッションを成し遂げた君には容易いことに違いない。
メリットその4:見た目がカワイイ
その姿は愛らしい小動物のように。流線型の滑らかな優しさに包まれている。
人の美的感覚は千差万別だから流行る日が来てもおかしくは無い。
まるで絶対悪の如く語られるほうけい
それはいつだって匂いだの、清潔さだの特定の側面しか見ずに評価するからなのだ。
視点を変えてみれば邪悪に見えるそれは実は愛らしい顔を持った善だったことに気づくだろう。
もっと自分を大切にしよう、そう決心したアラサーの夜だった。