逃げ恥第6話ラストシーンあまりのうわあああっぷりで
稀に良く見るクソ感想記事を書いてしまったわけですが
あのラストお互いに後ろ髪ひかれる中、手を取ってふいにキスするワンシーンは単純にラブコメとしても最高潮
最もときめくシーンでもありつつ童貞っぽさを完璧に演出した凄く良いシーンだと思うのです
いきなりキスをするのはめちゃくちゃ博打
恋愛において論理(行為)の飛躍は基本NG
いきなり初対面の女の子に馴れ馴れしく話しかければ間違いなく引かれるし
そこまで仲良くない異性とのデートで急に手をつなぐような奴に明日は無く
ムード無く急にベッドに押し倒そうとすればそれはもはや犯罪
逃げ恥でも僕らはみくりさんの気持ちが分かっていて
キスはむしろGJだと分かっているからこそ、
そのカタルシスに浸ることが出来ます
が
もしみくりさんに何も好意が無かったとしたらそれは雇用解除へ一直線だったでしょう
実際に7話で平匡さんはみくりさんに慰謝料を渡そうとしています
第三者からすれば安牌どころかこの上ない神の一手ですが
みくりさんの好意を知らない平匡さんの打つ手としてキスはめちゃくちゃな危険牌でした
童貞やりがち行為の飛躍
知り合う→仲良くなる→デートする→告白する→付き合う→手をつなぐ→抱き合う→キスする→繋がる→…
この流れがどのくらい早いのか遅いのか、
省略されるかは人によって千差万別なのでなんとも言えませんが
基本的には段階を踏んでいくのが一般的です
エロゲだって快楽堕ちまでには段階を踏みます
くっ…からんほおおおおお!!まで
女騎士はそう簡単には堕ちんのです
リア充はこの段階についてまるで器械体操の練習をするかように
簡単な技(話す、ラインを交換する)から時にはケガもしつつ
どんどん難易度の高い技(セックス)を小さいころから覚えていきます
そのウルトラCに憧れて僕らのような人間は無謀にも宙返りを試みて大ケガをするんですね
この行為の飛躍が6話では心情と共に上手く描かれていてああ...分かるってなってました
逃げ恥がくれるひとときの夢
好きな女性が出来たとして仲良くなりたい、
最終的にはつきあいたい(二つの意味)と思ったとして
童貞およびそれに準ずる人間にはそこまで至る道が分かりません
何をしていいのか学べていないから
僕も学生の頃メールだけはするものの、ほぼ話したことのない女の子にいきなり告白してはフラれるなどまさに宙返りをして首をひねっていました
そんな僕らの目の前で
後方伸身宙返り4回ひねりを見事華麗に決めた平匡さんに
自分を重ねることで素晴らしい夢を与えてくれる素晴らしいドラマ
それが逃げ恥なのかもしれませんね
キスくらいはしたことがあります(真顔)